「無駄遣いしないで」「うちはお金がないから」——買い物中や家での会話で、つい口から出てしまう一言はありませんか?
親が日常的に発する何気ない言葉は、子どものお金に対する心のハードルを高くすることもあれば、可能性を広げることもあります。使い方次第では、お金=怖い・我慢・悪いものというイメージを、知らないうちに子どもに植えつけてしまうかもしれません。
子どもにお金を教えるときに避けたいNGワードを10個取り上げます。それぞれなぜNGなのか、どんな場面で言いがちか、どう言い換えればいいかを、具体的な会話例とともに解説します。
NGワードを一度も使ってはいけない、ということではありません。言ってしまったと気づいたときこそ、新しい伝え方を試すチャンスです。
子どもに伝わる言葉が大切な理由
金融教育で影響力のある教材は、教科書ではなく、親が日頃から使っている言葉です。知識を教える前に、まずは自分の言葉選びを見直すことから始めてみましょう。
親の言葉は、子どものお金の価値観の種になる
子どもは親の言葉をスポンジのように吸収し、社会のルールとして自分の中にため込んでいきます。
お金という言葉のあとに、汚い・怖い・足りないといったネガティブな言葉を添えて話していないでしょうか。その一言一言が、子どもが大人になってからのお金との向き合い方の土台になります。変化の大きい時代だからこそ、家庭での言葉選びが、子どもが自分でお金を判断する力に直結します。
前向きな言葉が、お金を人生の相棒にする
「お金を払うことで、こんなに楽しい体験ができるね」「お仕事は、誰かの『困った』を助けて笑顔にすることだよ」。こうした前向きな言葉を聞いて育った子は、お金を自分の可能性を広げる相棒として捉えるようになります。
反対に、家の中で不安や不満の言葉ばかりが飛び交うと、お金は自分を苦しめるものになり、挑戦する気持ちまで奪ってしまいます。ここから紹介するNGワードは、どれも親の悪意から出るものではありません。だからこそ、言い換えの選択肢を持っておくことが大切です。
「買えない」と伝えるときに言いがちなNGワード
子どもに何かをねだられたとき、断る理由をどう伝えるかは、お金の学びを左右する大切な場面です。ここでは「買わない」「使わない」と伝えるときに出やすい3つのNGワードを取り上げます。
NGワード1:「お金がないからダメ!」
家計を守る親にとって使いやすく、それゆえに注意が必要な言葉です。
この言葉を繰り返すと、子どもはうちは貧しいんだ、お金はいつも足りない怖いものだという欠乏感を抱きやすくなります。また、断る理由がお金がないだけだと、子どもは本当に必要か、どれを優先するかを自分で考える機会を失います。限られた予算の中で優先順位を決める力が育たないのです。
こんな場面で言いがちです。スーパーのお菓子売り場で、予定にないものをねだられたとき。友だちが持っているものを見て、「うちも買って」と言われたとき。高価なおもちゃを、何の前触れもなく「欲しい!」と言われたとき。
言い換えのポイントは、欠乏を選択に変えることです。お金がないという受け身の事実ではなく、何に優先して使うと決めているかという家族の意思を伝えましょう。
- 「お金がないから買えません!」→「今はこれを買う予定(予算)じゃないんだよ」
- 「うちは貧乏なんだから我慢して」→「今月のお金は、家族旅行のために大切に使いたいんだ」
- 「そんな余裕はありません」→「わが家では、今はこれより大事なことに使おうと決めているんだよ」
会話例:子ども「これ買って!」、親「今はこれを買うための準備(予算)をしていないんだ。でも本当に欲しいものなら、次のお小遣いで計画を立ててみる?それとも、誕生日の候補リストに書いておこうか?」
選んだ結果、今は買わないと伝えることで、子どもはお金の使い道に優先順位をつける考え方を学べます。
NGワード2:「そんな高いものムリ!」「贅沢しないの」
価格の数字だけを見て即座に切り捨てると、子どもは高いもの=自分には関係のない、悪いものという極端なイメージを持ってしまうことがあります。
「高い」「贅沢」という基準は、大人の経験から生まれたもので、子どもにはまだその基準がありません。ただムリと否定されると、子どもは欲しいと思うこと自体が悪いことなんだと自信を失います。なぜこんなに高いのか、その値段に見合う価値があるのかという大切な問いも、そこで止まってしまいます。
こんな場面で言いがちです。流行りの高額なゲーム機やデジタルグッズを欲しがったとき。大人から見て、明らかに不相応な値段のものを欲しがったとき。外食先で、メニューのいちばん高いものを選ぼうとしたとき。
言い換えのポイントは、値段ではなく予算と価値に目を向けさせることです。
- 「そんな高いものムリに決まってるでしょ!」→「今の予算を大きく超えちゃうね。どうすれば手が届くか作戦を練ってみる?」
- 「贅沢しないの!安いのにしなさい」→「その値段の分、ずっと大切に使い続けられるものかな?」
- 「身の程をわきまえなさい」→「どうしてこんなに高い値段がついているのかな?一緒に調べてみようか」
会話例:子ども「この3万円のゲーム機が欲しい!」、親「それはお値段も立派なものだね。今パパとママが出せる予算は〇円までなんだ。残りをどうやって貯めるか、一緒に目標シートを作ってみる?」
ムリを分析に変えることで、子どもは値段の裏にある価値を見極める目を養っていきます。
NGワード3:「貯金しなさい」「使っちゃダメ」
将来を心配するあまり、つい守りだけを強いてしまう言葉です。
お金の価値は、ため込むことではなく、何か価値あるものと交換(使う)したときに発揮されます。貯めることだけを押しつけられると、子どもは使うことに罪悪感を持つようになるか、反動で親の目が届かないところで衝動買いを繰り返すようになります。どちらも、何のために貯めるのかという目的が抜けた状態です。今の子どもに必要なのは、使って失敗し、そこから満足度の高い使い方を学ぶ経験です。
こんな場面で言いがちです。お年玉やお祝いで、まとまった金額を手にしたとき。お小遣いをもらった直後に、すぐ何かを買いに行こうとしているとき。貯金箱が空になるまで、全額を一気に使おうとしているとき。
言い換えのポイントは、禁止を目的の確認に変えることです。貯めると使うを車の両輪としてセットで考えさせましょう。
- 「これに使ったら、残りはこれだけだね。次の目標に届きそうかな?」
- 「『今すぐ使って楽しむ分』と『もっと大きな夢のために取っておく分』、どう分ける?」
- 「後で『いい買い物をした!』と思える使い方なら、全力で応援するよ」
会話例:子ども「お年玉で全部カード買う!」、親「全部使うのも一つの作戦だね。でも、春休みにあのおもちゃが欲しくなったとき、お金がなくても後悔しないかな?『今楽しむ分』と『春休みの分』、バランスを考えてみない?」
子どもの使い方や管理を否定してしまうNGワード
子どもが自分でお金を使ったあとの声かけは、判断力を育てるか、自信を奪うかの分かれ道です。ここでは、子どもの選択や管理の仕方を否定してしまいがちな4つのNGワードを取り上げます。
NGワード4:「また無駄遣いして!」「そんなの意味ない」
親から見て価値がないと思えるものでも、子どもにとっては価値を判断するための大切な練習です。
「無駄」「意味ない」と決めつけると、子どもは自分の好きという感覚や判断を否定されたと感じ、親に相談しなくなります。何が無駄で何が有効かという自分なりの基準も育たず、怒られないように買うという消極的な態度になってしまいます。
こんな場面で言いがちです。すぐに壊れそうな安いおもちゃや、親には理解できないグッズを買ったとき。カードやシールなど、同じようなものを何度も買っているとき。買った直後に飽きて放置しているのを見たとき。
言い換えのポイントは、否定を満足度の確認に変えることです。
- 「これ、今の〇〇ちゃんにとって、どれくらいワクワクするものだった?」
- 「実際に使ってみてどうかな?思った通りに楽しめた?」
- 「次はもっと長く楽しめるものを選ぶには、どうすればいいかな?」
会話例:子ども(すぐに飽きたおもちゃを見て)「これ、もういらない」、親「遊んでみたら思ったのと違ったかな?いい勉強になったね。次はお金を使う前に、どこをチェックすれば『これだ!』と思えるものに出会えるか、一緒に考えてみようか」
NGワード5:「そんなことにお金を使うなんて信じられない」
親と子で価値観が違うのは、成長の証でもあります。でも驚きや否定をそのままぶつけると、子どもが自分で決める力を損ないます。
この言葉は、子どもが自分なりに考えて出した価値判断を根本から否定します。信じられないと言われ続けると、子どもは自分の感覚に自信が持てなくなります。大人になってから、自分の意志でお金を使ったり投資したりすることに、過度な迷いを感じるようになるおそれがあります。
こんな場面で言いがちです。ゲームの課金やアイドルグッズなど、親には理解できない趣味にお金を使ったとき。期間限定品や流行りものなど、すぐに価値がなくなりそうなものを選んだとき。大人が思いもよらない理由で、高価なものを欲しがったとき。
言い換えのポイントは、否定を好奇心に変えて深掘りすることです。
- 「それのどんなところがいちばんの魅力なのか、教えてくれる?」
- 「〇〇ちゃんにとっては、お金を使うだけの特別な価値があるんだね」
- 「ママにはない新しい視点で、面白いね」
会話例:子ども「お小遣いでこのレアカード買うんだ!」、親「ママにはただのカードに見えるけど、〇〇ちゃんにとっては宝物なんだね。それを持つとどんな気持ちになれるのか、あとで詳しく教えてよ」
NGワード6:「お兄ちゃん(お姉ちゃん)はちゃんとしてるのに」
お金の管理が上手になるスピードは、一人ひとり違います。比較は、お金の学びを競争に変えてしまいます。
兄弟姉妹で比べられると、苦手な子は自分はどうせダメなんだと学ぶことをあきらめます。一方、得意な子は失敗してはいけないと慎重になりすぎてしまいます。お金の学びは、ほかの誰かとの比較ではなく、その子自身のペースで進めるものです。
こんな場面で言いがちです。同時にお小遣いを渡したのに、一人だけすぐに使い切ってしまったとき。上の子はお小遣い帳をつけているのに、下の子が三日坊主になったとき。計画的に貯められる子と、衝動買いしてしまう子を並べて見たとき。
言い換えのポイントは、比較を個別のサポートに切り替えることです。
- 「今のやり方は、〇〇ちゃんには少し難しかったかな?ほかのやり方を試してみよう」
- 「自分に合ったお小遣いの管理方法を、一緒に探してみよう」
- 「一気に使ってしまうなら、回数を分けて渡す方法にしてみる?」
会話例:親「〇〇ちゃんはすぐ使っちゃうみたいだね。それは今を楽しめるという強みでもあるよ。でも困らないように、お小遣いを週に1回ずつ分けて渡す作戦にしてみない?」
NGワード7:「あんたにお金の管理はムリ!」
失敗が続くとつい口にしてしまいますが、子どもの将来の自立に悪影響を与えやすい言葉です。
親からムリと決めつけられると、子どもは自分はお金を管理できない人間なんだというセルフイメージを固めてしまいます。何をしてもうまくいかないと思い込み、行動する意欲を失う状態は学習性無力感と呼ばれます。一度こう思い込むと、大人になってから家計管理や資産形成から無意識に逃げるようになり、トラブルを招くリスクが高まります。
こんな場面で言いがちです。何度もお小遣いを使い果たしたり、財布をなくしたりしたとき。お小遣い帳を何度勧めても、三日坊主で続かなかったとき。友だちとお金の貸し借りでトラブルになったとき。
言い換えのポイントは、能力の否定ではなく作戦の変更として伝えることです。子どもの能力ではなく、今のやり方が合っていないだけという仕組みの問題として捉えましょう。
- 「今のやり方は、〇〇ちゃんには少し難易度が高かったみたいだね」
- 「どうすれば忘れずに管理できるか、新しい作戦を立ててみよう」
- 「一人でやるのが大変なら、まずはパパ(ママ)と一緒に練習から始めようか」
会話例:親「また全部使い切っちゃったか。1か月分をまとめて管理するのは、今の〇〇ちゃんにはハードルが高かったんだね。次は3日分ずつ渡す方法で、まずはうまくいく経験を積んでみない?」
お金の話そのものを遠ざけてしまうNGワード
お金の話を避けたり、悪いものとして語ったりする言葉は、子どもが社会の仕組みを学ぶ機会そのものを奪ってしまいます。ここでは、お金をタブーや怖いものにしてしまう3つのNGワードを取り上げます。
NGワード8:「お金の話はしちゃいけません」「人前でするものじゃない」
お金=汚いもの、隠すべきものという、日本に長く根づいてきた価値観を植えつけてしまう代表的な言葉です。キャッシュレス化でお金が目に見えにくくなった今、この沈黙はかえってリスクになります。
家庭でお金の話を秘密にしてしまうと、子どもは社会に出るまでお金の仕組みを学ぶ機会を失います。お金の話=恥ずかしいと刷り込まれると、困ったときに誰にも相談できなかったり、仕事で正当な報酬を交渉できなかったりする大人になってしまいます。沈黙は子どもを守っているのではなく、無防備にしているだけなのです。
一方で、人前で金額を聞くことには注意も必要です。大切なのは、話してはいけないと封じることではなく、場所と相手を選ぶ力を教えることです。
こんな場面で言いがちです。親戚の集まりで、子どもが「パパの給料いくら?」と聞いたとき。よその家の車や時計を見て「これいくらしたの?」と質問したとき。電車の中などで、お金の生々しい話を大きな声で始めたとき。
言い換えのポイントは、家では大切な相談、外ではプライバシーとして伝えることです。
- 「お金の話は、わが家がずっと幸せに暮らすために、みんなで共有しておきたい大切な相談なんだよ」
- 「金額を直接聞くのは、相手の秘密(プライバシー)に踏み込むことになるんだよ」
- 「大切な話だからこそ、お家に帰ってからゆっくり作戦会議しようね」
会話例:子ども(親戚の前で)「ねえ、うちって貧乏なの?お金持ちなの?」、親「それはすごく大事な質問だね。ただ、お金の話は家族のプライベートなことだから、お家に帰ってから二人でじっくり話そう。パパの考えをちゃんと教えるね」
NGワード9:「(難しいから)どうせわからないでしょ」
子どもが興味を持って聞いてきたとき、説明の難しさからつい口にしてしまいますが、これは学びの芽を摘む言葉です。
この一言は子どもの好奇心を否定し、お金は自分が関わってはいけない難しい世界なんだという壁を作ります。親に聞いても無駄だという対話の拒絶として伝わるリスクもあります。家庭の中でお金の情報から遠ざけられた子は、大人になってから契約書を読んだり、経済ニュースを自分ごととして理解したりする意欲が育ちにくくなります。
こんな場面で言いがちです。ニュースを見ていて「円安ってなに?」「株ってなに?」と聞かれたとき。家計の相談をしているときに、子どもが口をはさんできたとき。税金や社会の仕組みについて質問されたとき。
言い換えのポイントは、決めつけではなく一緒に考えることです。
- 「難しいことによく気づいたね!簡単に言うとね……」
- 「パパもどう説明すればいいか考えてみるから、一緒にスマホで調べてみない?」
- 「今はまだわからなくても大丈夫。パパとママがどうやってお金の使い方を決めているか、横で聞いててね」
会話例:子ども「ニュースで言ってる『インフレ』ってなあに?」、親「いいところに目をつけたね!簡単に言うと、昨日まで100円で買えたお菓子が、今日は110円出さないと買えなくなることなんだ。なんでそうなるのか、おやつを食べながら一緒に考えてみようか」
NGワード10:「お金は怖い」「お金持ちはずるい」
親自身の苦い経験や社会への不満が言葉に出ると、子どもはお金そのものにネガティブなイメージを持ってしまいます。
お金そのものに良い・悪いの色はありません。でも親が怖いもの、汚いものとレッテルを貼ると、子どもは将来お金を管理したり運用したりすることに、過度な不安や拒否感を抱くようになります。お金持ちはずるいという偏見は、価値を提供して正当な対価を受け取るという仕事の本質への疑いを生み、稼ぐことや挑戦することへのブレーキになります。
こんな場面で言いがちです。詐欺や事件のニュースを見て、お金の怖い面だけが強調されたとき。裕福な家庭や成功している人を見て、つい皮肉を言ったとき。自分自身が仕事や支払いで強いストレスを感じているとき。
言い換えのポイントは、感情を仕組みの話に変えることです。
- 「お金は使い方次第で、困っている人を助けたり、夢を叶えたりする道具になるんだよ」
- 「あの人は、たくさんの人が『助かる!』と思うものを生み出したから、そのお礼としてお金を受け取っているんだね」
- 「正しく使えば、自分の人生を自由に豊かにする力になるんだよ」
会話例:子ども「あの家、すっごく大きいね!ずるい!」、親「『ずるい』って思っちゃうくらい立派な家だね。きっとあの家の人は、たくさんの人の役に立つ仕事をして、その『ありがとう』をお金という形で受け取ったのかもしれないよ。どうしたらあんな風になれるのか、一緒に考えてみる?」
NGワードを卒業するための3つのコツ
NGワードをただ避けるだけでなく、日常の会話を生きた学びの場に変えるためのポイントを整理しましょう。
否定する前に理由を聞き、自分の考え方を共有する
「ダメ」「ムリ」と即答する前に、まずは「どうしてそれが欲しいと思ったの?」と子どもの話を聞いてみてください。
その上で、「パパ(ママ)は、今はこれよりもこっちを優先したほうが、家族みんながハッピーになれると思うよ」と、自分の判断基準を共有します。正解を押しつけるのではなく、考える過程を分かち合うことが、子どもが自分で判断する力を育てます。
言葉よりも行動で見せる
いくら「大切に使いなさい」と言葉で伝えても、親が無計画な買い物を繰り返していれば子どもには響きません。
キャッシュレス決済が当たり前の今だからこそ、支払いの瞬間に「これは今の私たちにとって大事な使い方だね」と声に出したり、レジで店員さんに感謝を伝えたりする姿を見せることが大切です。親がお金を扱うときの振る舞いこそが、子どもにとって説得力のあるメッセージになります。
言ってしまったら、その場で言い直す練習をする
長年の口癖を、明日から完璧に変えるのは難しいものです。まずは「あ、今『お金がない』と言いそうになったな」と、自分の言葉に気づくことから始めましょう。
気づいたら、「本当はこう伝えたかったんだ。今は別のことに大切に使いたいから、こっちはお預けだね」と言い直せば大丈夫です。この試行錯誤の積み重ねで、親自身のお金との向き合い方や気持ちの余裕も、自然と育っていきます。
まとめ|NGワードはダメな言葉ではなく言い換えのチャンス
親が発する言葉は、子どもの心に根を張り、お金の価値観をつくっていきます。お金を不安や我慢の象徴として伝えるのか、可能性を広げる道具として伝えるのか。その分かれ道は、日々の何気ない一言にあります。
大切なのは、NGワードを一度も使わないことではありません。言ってしまったと気づいたら、そこから言い直せばいいのです。欠乏を選択に、否定を質問に、比較をその子に合った作戦に変える。その積み重ねと、親自身がより良いお金との付き合い方を学ぼうとする姿が、子どもにとって大切な手本になります。



